|
ちょびっとだけ改変
●○●○●○●○●○● 恥ずかしくなんかないぞ 何でも言ってごらん ■フリーコメントスペース■ ※メールアドレスはこちら※ ぎんたまげ@excite.co.jp (太字をローマ字変換して下さい) 気まぐれに放り込んでます ◎たまげあんてな◎ カウンタ041115ヨリ設置 ライフログ
カテゴリ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
卒業の晴れ舞台の季節です。肌寒い日々も終わりに近づく頃。気付けばのっそり六十回目を迎えた銀魂、引き続いて神楽父娘編第四話。娘の辛さ強情さをも抱きかかえ連れ帰ろうとする星海坊主。別離の悲しさに心浸らせることも本当の思いを貫くことも叶わず、混乱に巻き込まれてしまった神楽と新八。そして銀時は独り何を思う。交錯する思い全てを飲み込むが如く肥大化するえいりあんで物語は急展開!御江戸急襲栄利庵大戦(最近こじつけ仮題に無理が出てまいりました)。空知英秋 制作経験の少ないあの男は 連載中に驚くべき速さで成長する ジャンプのようなやくざ雑誌を相手に 必要に迫られれば 奴なら自ずとたどり着く 自分の中にあるセリフ回しの止揚に――(進:アイシールド21) 「なんじゃありゃああ!!」 まだまだ引いてる神楽編、今回の出だしには江戸を去る神楽に突如襲い来る謎の巨大生命体!!(煽り文ママ)いきなりピンチ!宇宙船すら覆いつくすその尋常でないクリーチャーっぷりに新八も絶叫ツッコミ。「アレ?こっち来てない?ウソ?こっち来てない?ヤバイ こっち来てない!?」動揺しまくり梯子から降りられないままの新八に、でろでろと船ごと近づいてきています。「あ"あ"あ"あ"あ"あ"!」そしてターミナルの壁諸共突き破ったー!!無事なのかー!? 「えいりあん?しらねーな お菓子屋みたいな名前しやがって 栄利庵か?あん?」 一方こちらはのどかな江戸の街の映画館前。グラサンが大業な腹巻に下駄という、ヤクザというよりはチンピラ、バガボンドというよりはバカボンの親父っぽいコスプレで銀時、何やら寸劇をしています。彼にかかればえいりあんも糖分関係のものに連想されてしまうご様子。そして対抗するえいりあん役は「ワン」定春だー!!着ぐるみ着ちゃって巨大犬の恐さや威厳も半減しかわいさ倍増。「なんだとう お前…あの アレ…ひどいぞー」ワンとしか吼えないえいりあんに、やくざ銀時もなんかしどろもどろ。 「ダメだぞォォ!!」と、とりあえず襲いかかるえいりあんに拳を上げてやくざは立ち向かう!…というところでストップモーション!そこで長谷川のナレーション「はたして地球の運命は?続きはぜひ 劇場の方で…ってくるかァァァァ!!」でも途中でマイクと共に呼び込み業務もぶん投げてます。「何 このグダグダ感!」折角仕事を斡旋したのに、まともな打ち合わせもせずに臨まれては堪りません。しかし愚痴っている間も一時停止のままピクリともしない銀時と定春「どーでもいいトコだけマジメだな!!」確かにこれは一朝一夕で出来るもんではないですが、妙なトコだけこだわる主義はキャラにも受け継がれているようですね、空知先生。 「もういいからお前ら だまって旗もって立ってろ」呆れた長谷川、そう言って促してるのに定春脱糞「ケツの方も無言で頼む」わんぱく坊主の夢よりデカイものがえいりあんの体内に産み落とされた――!!「あーあー」銀時他人事じゃないって、処理するの絶対飼い主のアンタですから!!(いや、長谷川に責任負わせて終わりかもな…)こんなんじゃ客も寄り付かない。手応えのないまま社長に呼び出し喰らえば長谷川もアセります。「結果ださねーと即クビ」という条件の下、定職のないオッさんは必死。しかし「呼び込みなんてやっても今日は無駄だよ」と、言伝に来た掃除夫はまずTVのもとへ二人を連れ出す。 「ホラ 本物のえいりあんが大騒ぎ起こしてんだから」TVに映し出されたのは例のターミナル。切迫した状況を伝える実況アナウンサー。それを対岸の火事気分で鼻をほじくって眺めていた銀時だが、でろでろに応戦する神楽の姿を見た途端目の色が変わります。長谷川も気付く頃にはもう姿を消している銀時。どこ行った!? 「おい しっかりしろ 坊主」「…アレ ここは冥土ですか?」 気を失っていた新八が呼び声に目覚めると、そこには「花畑じゃなくて焼け野原が見える」。「誰の頭が焼け野原?花畑いくか?」救出したのに無自覚な言葉の暴力を受け、拳で返そうとする星海坊主。火炎を背景に照らされるバーコードヘヤーはさぞかしうすら寂しい景色に見えたことでしょう。ターミナル内ではえいりあんの混乱の中、乗客らが逃げ惑っている。「さっさと お前も逃げろ坊主 死ぬぞ」若僧新八、忠告する星海坊主のことも案じて問い返す「坊主さんは?」うつった!「坊主さんって何?ねェ 大の大人に」 「神楽ちゃんの姿が見当たらねェ…他の連中を気づかって 船に残っているかも知れねェ」星海坊主は神楽を捜しに船に戻るようだ。「僕もいきます 神楽ちゃんは…ほっとけない」当然自分も向かうつもりの新八に「邪魔だ 帰れ」と星海坊主。「ここは 俺達の居場所だ」凄む目付き。気脅されつつも新八は引き下がらない「…でも 僕は」次の瞬間、星海坊主の武器傘が新八の頭上に忍び寄っていたえいりあんを薙ぎ払う。「俺達の生きる場所は違うといっているんだ」身動きが出来ないままの新八に、今一度言い述べる星海坊主。「これ以上神楽に近づくな これ以上神楽を苦しめるな…人が簡単に変われると思っているのか?」そう言い放ち去ってゆく星海坊主。後を追えない新八。 そうさ 変われるものか…苦しいだけなら いっそ…… 立ち尽くす新八、あがく様にえいりあんと闘っている神楽。…希望も見い出せない、悩み諦めきったその先に何が見えるのか。って少年少女の境地じゃないよコレ!新八と神楽のモノローグなんでしょうが。子供ながらに苦しい現実と立ち向かいつつも楽しい日々を過ごせてきたのは、銀時と出会い彼のもとにいた影響、ということなのか。人生の育ての親であり反面教師でもあった銀時の存在。まだまだ一緒にいなきゃ終われないジュヴナイル。 「ぎゃああああ!!」「助けてくれェェ!」 甲板ではまだ逃げ損ねていた乗客が…ってハタ皇子とじいやだ――!!この騒ぎの元凶さん達、なんで無事なの?「早く こっちアル!」庇う呈の神楽、そういやバカ皇子達とは初対面?しかし足を触手で絡み取られてしまう神楽。その瞬く間に急激に巨大化するえいりあん。一体どうなった!? 「ギャアアアアア!!」 とうとうターミナルの外にまでモロにはみ出してきちゃったえいりあん。勇敢に実況を続けるアナウンサーとカメラの中、どんどん野次馬が逃げ去ってゆきます。と、そこへ見知った洋装の集団が「おーう あぶないぜィ どいときな」そしてこの言い回しは…「あ――真選組です 我等が江戸の守護者 武装警察真選組が駆けつけてくれました!」キター!!沖田隊長を先頭にやって来たぞ正義の味方! 「もォ大丈夫です これで…」実況アナ、安堵のもと報道が続けられるかと思いきや「えいりあーん お前は完全に包囲されている」なんかどっかで見た寸劇が始まりましたよ?「故郷のお袋さんも泣いてるぞ…ねェ お母さん」「えっ!!マジで!?」「お父さん 最後になんて言って死んでいったか アンタにわかる!?」マミー近藤、今回は火星人仕様で登場。胸に抱える父の位牌も彼本人の変装の本で撮影されたらしい。マツゲ生えてるけど…え?写真の方がパピー近藤でいいんだよね?「ごぶォ!!」そして今度はなんぼのもんなのか言ってられないえいりあんそのものにぶっ飛ばされてます。「何してんのォォォォアンタらァァァ!!」彼らの芸人イノセンス発動に眼鏡実況、こっからツッコミ担当にコンバート! 「ターミナルは幕府の需要建築物に指定されているんでェ 許可なく発砲すればこっちのクビが飛ぶ」抑えられないえいりあんの暴挙に、先陣きって逃げながら語る沖田隊長。「言ってる場合ですかァ ここで本物のクビ飛ばされたいんですかァ!!」下ネタネーミングかどうなのか不明だけどこのメガネ、すっかりツッコミアナになっちゃったよ。瀕死の近藤、着ぐるみのまま隊士の背に負ぶさるハメに。そして悠長に車窓から咥えタバコの土方「オーイ早く逃げねーと死ぬぞ てめーら」何 ぶ~んて。「何ィィ 一般市民さしおいてパトカーで逃げてんの!!何 この人達ィ!?」全然江戸の守護なんかしてない成り上がり集団な真選組の実体に実況アナ、衝撃を隠せない。 「しかしアレがまだ生きてたとはねェ…」車内から余裕かましながら、説明口調になる土方。「どうやら 奴さん…食ったら食っただけデカくなる厄介な奴らしいぜ…奴の急成長はターミナルに流れる強大なエネルギーそのものを喰らったせいだ」神楽はどうなっちゃんたんだろう…「やべーな このままじゃ 江戸は喰いつくされるぞ」ここで一部始終をカメラに撮られていた事に気付く土方さん「てめっ 何撮ってんだ」「イタタタタ!」カメラマン、ファインダー隠されただけでなくボコられてそうだ。世論お構い無しなのか土方。 「オイオイ どうなっちまうんだ 江戸は?」街頭TVを眺めながら不安に駆られる江戸の人々。その後ろを荷物背負ってとぼとぼ歩く長谷川「…どうなっちまうんだ 俺は」また無職になっちゃった…。やっぱこんな状況じゃ結果なんか出るわけないよね。思わず呪うように呟いています「いっそ江戸なんて滅んじまえばい…」「あっ なんだアレは!?」だが新たな展開を迎えた声に思わずTV画面を見上げる長谷川。「逃げまどう人々を押し切って 何かがこちらへ…」カメラの一点に映る、見覚えのある姿に目が留まる。猛然としたスピードでどんどんカメラの方へ近づいてくる謎の影。「アレは…犬?…老人?……いや」 「侍!?」 颯爽とパトカーを飛び越える定春。その背には銀時が!!「旦那ァ!?」「お前 何…!?」頭上の跳躍を驚きの目で見つめる沖田と土方、そして隊士達。このシーンですっかり食われて引き立て役。しかも銀時は彼等のことは全く眼中にないらしい。「あ これカメラ?これカメラ?」まずTVカメラの存在に注意がいっちゃってます。 「えーと 映画 えいりあんVSやくざ 絶賛上映中 見にきてネ」 カメラ目線でそう宣伝するや否や、えいりあんな敵陣ターミナルへと突進してゆく。「なんだァァァァァァ!!あの謎の人物はァァァ!!」アナウンサーが止める声もきかずに銀時と定春は奥へ奥へと向かってゆく。神楽救出の為に出向いといて宣伝までやってくれた、そんな勇姿を街頭TVで見ながら心の中で突っ込む、とっくにクビにされちゃってる長谷川。 …銀さん もう遅い いやいやいやいや! 仕事代貰えなくても間に合え銀時! 江戸が滅ぶ前に神楽と新八の危機を救え!! まさかの第四話目に突入した神楽編。でもってまだ続いちゃうわけですけど、子気味良くまとまっている場面切り替えに、中だるみを感じさせないテンポの良さがありますね。 えいりあんVSやくざがこんなトコまで伏線で生きてくるとは思ってなかった。まさか江戸の街すら飲み込む勢いにまでパワーアップするでろでろだとは。「江戸に待つのは滅びのみ」というあのフレーズもちゃんと活かしてあったり。土方の説明口調は取ってつけたようでいて、巧く辻褄を合わせているのでコメディ漫画としては立派。カメラに手を当てる演出は良く分かりませんでしたが。場面転換の為の繋ぎに遊びを入れて単調にしない趣向といえばそうだけど、彼のキザっぷりがUPした感が。パトカーで真っ先に逃げてたけど。 マミー近藤アゲインとか、うつっちゃった坊主の呼称とか。こういうしつこいほどのネタの繰り返しは、銀魂がシリアス熱血少年系へちょっと逸れていっちゃったかなという不安をかき消してくれてますね。変われそうで変われないこの作風。というか「変われないのが苦しくて堪らない」っていう神楽のモノローグはとっくの昔から少年漫画じゃないことを裏付けていると思いますが。他者からの救いの手よりも、自らの気付きに重きを置く描き方は昔から変わってないんでしょうね。だんでらいおんやしろくろでも、救う側→満たされる側という一方通行な正論の流れよりも、気付かせる側⇔気付く側の両者の対等なやり取りがメインで描かれていたりして、なんというか巧くいえませんが。メインで訴えてくるのは単純明快な事象よりも、紆余曲折な心象であってそれが物語を大きく左右させるというか。 銀時の定春版騎乗跳躍シーンはモサカコイイ!またがってるのが定春でも、それがらしくハマっていてモサカコイイ!!アレだ、金太郎は熊にまたがっているしそこからか。というよか、ファンタジー系漫画に良くある妖怪や幻想生物の上に乗っかっている世界観のカッコよさに近いかな。(FFのチョコボとか、NARUTOならカエルとか)飄々と真っ直ぐ正面しか見ていない銀時と、呆気にとられている真選組連中が下からそれを見上げているだけ、というあのカットは、銀時と彼等の微妙な関係が端的に表されていて、銀魂屈指の名場面だと思う。何気に熱いよココ!海賊のコスプレで挑むシーンと同じ熱さを感じました。 扉絵の筆描き銀時はシブカコイイっすね。えいりあんはまあ架空のものだし置いとくとして、鎧かなり適当なんですけど。やっぱり義経デームデザの小畑さんみたいなハッタリは無理でしたか空知さん。でも個人的に芳年とか好きなんで、それっぽいこの銀魂キャラ絵はかなりツボにきました。 銀時は新八や神楽が居ても居なくなってものほほんとやってけそうでしたね、今回の様子からして。それぞれでうまくやってきゃそれでいい、と達観してるのか。表面では放任主義でも、大事な奴等の危機を知ればかっとんでくのが男というもの。不器用でもいざという時には本心が伝わりゃいい仲間でいられるさ、みたいな。でもあんまほっぽってると戻ってきて欲しい時にパピーみたいに足蹴にされて終わりますよ銀さん。エピローグにはまたおんぶするハメに陥るのが見られそうですね。 新八、今回は親父に凄まれちゃって手も足も出なかったけど、三人揃って万事屋リバースの為には挽回して欲しいところですね。神楽はどうなっちゃうんだろう。星海坊主は神楽に関しては頑ななままだし、この辺先が全く読めないなあ。 長谷川さんまだ定職就けてないのか…。空知氏自身も「隙あらば登場させようとするほど好きなキャラ」らしいですが、私個人的にも彼の登場シーンは銀魂根底テーマに絡めるキャラとして全然少ないように思います。むしろ登場する隙だらけだと思います。江戸が滅びても彼だけは滅びないと思っています。助けてください。 ●巻末コメント:色んな人気キャラにチョコが送られてきた模様。胃荒れや肥満や吹き出物より真っ先に気になってしまうのは作者の口内炎だ。てかどのくらい貰ったのかなあ…。●携帯壁紙新規配信:機種変しないと全部見れないのがツライ。●キャラグッズ諸々:私はキャラ絵よりもロゴデザイン派なので(というかそういう年でもないしな)欲しいものって無い様でいて日めくりカレンダーホンット作って欲しくて堪りません。…あっアニメイトってアニメ以外でもグッズ売ってたりするんだ。●更新遅れてゴメンねココまで読んでくれて有難う ※5P3コマ目×「時期」→○「直」「じき」とひらがなの方が無難? ※タイトルだけじゃ映画の面白さは…:予告編ダイジェストだけの方が案外面白… ※タイトルだけじゃ映画の…:クレジットだけじゃ出来の良さは… ※タイトルだけじゃ…:サブタイトルだけじゃ銀魂の中身は… ※タイトルだけ…:考えるのって結構好き ※タイトル:「銀魂」にも言霊が宿っているとしか思えません(六巻オマケページ参照)
by gintamage
| 2005-03-10 16:38
| 駄文~感想総括~
|
ファン申請 |
||