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ちょびっとだけ改変
●○●○●○●○●○● 恥ずかしくなんかないぞ 何でも言ってごらん ■フリーコメントスペース■ ※メールアドレスはこちら※ ぎんたまげ@excite.co.jp (太字をローマ字変換して下さい) 気まぐれに放り込んでます ◎たまげあんてな◎ カウンタ041115ヨリ設置 ライフログ
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親の期待、子の不安、受験のトラウマ。そんな冬も佳境には温かい家庭が恋しくなる…例え貧しく喧嘩が耐えなかったとしても、温もりのこもった思い出ならば心の懐炉になるでしょう。しかし満たされずさみしさと冷たさにハングリーになる子は外に代価を求め時にはそれが悲劇を生む凶器ともなりうる。そんな教訓を語るような今回、前回の星海坊主来訪譚から一転、異邦人親子喧嘩大騒動。えいりあんばすたーVS家出娘…この勝負…どちらが勝っても江戸に待つのは滅びのみか!? 「えいりあん お前は完全に包囲されている」 前回の展開を引き継ぎ、始まりは真選組コントから。あっ 沖田が現場指揮取ってる!土方が居ない間は腕の見せ所なのか、「故郷のお袋さん」を引き合いに説得開始。「えっ?来てんの?」マジでか?「お母さん もう 知らないから」いや、涙ながらに訴えてるのは近藤だ――!!さらに肉迫するためにえいりあんの着ぐるみで臨んでいる。でもその意気込みが災いし、カチこんできた土方のパトカーに派手に撥ねられるマミーえいりあん近藤「局長ォォォォォ!!」「えいりあんがなんぼのもんじゃーい!!」竹内モードで任侠台詞を吐き捨てながら降りてくる土方。「いやえいりあんじゃねーから コレ」どっちかっつーと失敗したガチャ○ン的な何かだ。そんな近藤局長を案じる間もなく、包囲元の気配に気付く山崎。「誰か出てくるぞォ!!」沖田号令「かまえ!!」動作音も静かに開く大江戸信用金庫の自動ドア。真選組一同息をのむ。出てきたのは…!? 「いいから こいってんだよ アレだ マロンパフェ 食わしてやっから なっ?」 そんなことを語りかけながら、神楽の腕を引っ張る謎のハゲメガネ。「ちょ 離してヨ 離れて歩いてヨ」見るからにして嫌そうな神楽。「なんだ お父さんと歩くのが恥ずかしいのか!?」えっ、このハゲがパピーの素顔!?そういや白装束に傘を差している。あの星海坊主で間違いなさそう。「どこだ!!どの辺が恥ずかしい!?…お父さん直すから!」「もう とり返しのつかないところだヨ…無理だヨ~一度死んだ毛根は帰ってこないヨ~」すれ違う再会の言葉。 「星海坊主ぅぅ!?」 デパート最上階のファミレスらしき場所で、改めて銀時と新八、神楽の父親星海坊主と対面のごあいさつ。意外な正体に驚く新八だが「星海坊主?何それ?妖怪?」あまり関心の無い銀時は適当な相づち。新八の解説も話半分に聞き流す。「あー ハイハイ うすらいの掃除屋」さすらうどころか「ただのダメなオッさんじゃねーか」と、カチンときた掃除屋のオッさん「ガチンとやっちゃっていい?」「おちつくネ ウスラー」止める神楽の態度も何処か小馬鹿にしていますが「アレ?ハスラーみたいでカッコいいかも」と、親父さんは新たな境地に。テーブルを囲み、全く打ち解けてゆかないどころかますますギスギスしてゆく親睦トーク。卓上を見ると、パフェを頼んでるのは銀時のみで、神楽の前にはおわん状の物が…雑炊? 「ウスラー 紹介するネ こっちのダメなメガネが新八 こっちのダメなモジャモジャが銀ちゃんアル…地球で面倒見てやってる連中ネ」 「ダメって何?」神楽、事実を歪曲しつつダメな人物紹介。そりゃ親父さんも評価は微妙。疑念丸出しの態度に銀時もカチンときたみたいです。受けた言葉尻から執拗に悪意丸出しのピンポイントな切り替えし「てめーの頭で大根でもすりおろすことを指すのか?」「ガラス細工のような危なげな頭しやがって」んなコンプレップスばっか攻撃されちゃ親父もキレます「三十過ぎたら急にくるんだよ!!」銀時の襟首掴んで哀しい現実を叫ぶおやっさん。「いだだだだ」一向に深まらない親睦。更に深まる両者の溝。 「ともかく てめーのような奴に ウチの娘は任せてられねェ 神楽ちゃんは俺が連れて帰るからな!!」 恩を感じる必要も無かった的に当初の目的を述べる星海坊主。が、「な――に 勝手に決めてんだァァ!!」と神楽はドメスティックバイオレンスで断固拒否。どうやら神楽は家庭に不満があったらしく、実は家出同然で飛び出してきたようだ。歩み寄れないまま段々ヤバくなってゆく親子二人の目付き。「アレ……?何このカンジ」「オイ ちょっ…」 「ほぁちゃああああ!!」いきなりガラス割って外に飛び出したー!!壮絶なる親子喧嘩の火蓋が、今、切って落とされる!! 「いいか 丁重に外に運び出してくれ」 その頃真選組は事後処理中。近藤は着ぐるみのまま。「こんな気味悪ィ死骸 何につかうんですかィ?」尋ねる沖田に竹内モードを解除した土方が答える「どっかのお偉いさんで欲しがってる奴がいるんだとよ」これは…このままでは…まだだ!まだ終わらんぞ!!後でなんかあるぞ絶対!「しかし星海坊主ってのは…」さすらいの掃除屋が一子の親と知り、人物像が掴みきれない沖田に近藤は着ぐるみのまま答える「男って奴には二種類の血が流れてる…巣を守り安寧を求める防人の血 巣から出て獲物を求めさすらう狩人の血 あの男の目は狩人と言うより獣に近い おとなしく巣におさまってるタマではあるまいよ」そんなお父さんと一緒に歩くのを嫌がっていた神楽を思い出し言葉を続ける近藤「もしかしたらあの娘 今までさびしい思いをして生きてきたのかもしれんな…」 「なんだ あれ!?」「人間か!?」 そして行きずりの人が驚く中も、いろんな建造物を巻き込みながら親子バトルはまだ終わらない。 「大体 嫁入り前の娘が男と同棲なんて… そういうところから出来ちゃった結婚とかただれた展開が…」 「私 そんなふしだらな女じゃないネ!! 大体 マミーできちゃった結婚だったっていってたネ!!」 「あのアマぁ 子供に何てことしゃべってんだァァ!!」 「だから パピーにとやかく言われる筋合いはないネ!!」 「あるね!同じ過ちを繰り返してはならねェ!」 …あー…確かに、生き様ってのは遺伝しますよね。片親失くすとか離婚再婚歴とか恋愛(早婚)か見合い(晩婚)かとか特に長子が影響受けてますね。アレ、なんで自分こんなに詳しいんだろ。いや周りそんなんばっかとかじゃないよ?でもホント自覚してないと親と同じ轍踏んでる事気付いた時に愕然とするから気をつけてね! 「もう ほっといてヨ!今まで ずっとほったらかしだったくせに 私が どこでどう生きるかなんて 私が自分で決めるネ!」 親父蹴り飛ばし神楽は自己を主張。全く動じず、瓦礫の中から歩み出ながら親父は説得を続ける「ここが好きなら 去れ」と。戦闘と破壊の性を持つ夜兎の血は、留まり続ければそこに滅びを呼ぶものでしかないらしい。「いやアル 私は ここで変わるね…変われる気がするネ 銀ちゃん達と一緒にいるネ」「銀ちゃん?あの野郎か?あんなチャランポランに何が出来るってんだ」銀時、初対面の親父にもチャランポラン認定されてます。 「仕方ねえ…だったら力ずくでも連れていくぜ」親父、やっと本気になったのか、次の瞬間にはぶっ飛ばされている神楽。道行く母娘にぶつかりそうに!「!!」それを済んでのところで神楽を受け止め銀時が防ぐ「銀ちゃん!!」「…ったく 何やってるんだてめーら」言ってるそばから周囲の人を巻き込みまくってる神楽を、やや呆れ顔で眺めながら地に落とす。「銀ちゃん 私…」神楽は我に返ったのか、あるいは銀時に助言を求めているのか、次の言葉が出せない。「何のマネだ? 親子喧嘩にクビ突っ込むなんざヤボだぞ」親父は水を刺されてやや興ざめ。しかし銀時が止めたのはむしろ、己らのせいで災厄を受けている街の様子に臆することもない、この父娘二人に嫌気がさしたためなのか。 「蛙の子はやっぱり蛙だな」彼女の性は変えられない、自分の手にも負えない、そう考えているかのように、続く次の言葉。 「……帰れよ」「え」 「いい機会だ 親父と一緒にいけよ これでさよならとしよーや」 「え… …なんで なんでそんなこと言うネ」我が耳を疑う神楽、銀時の言葉の理由が呑み込めない。「ちょっと待ってヨ!…なんで」銀時は問いには答えず立ち去ってゆく。 「なんで」「なんで」その場でうなだれ崩れる小さな背中。頼れる奴の背は遠く、もう届かない。どうする!?神楽――!! まずタイトルコマの見事なバーコードメガネにやられました。やってくれましたよ初期設定通り!波平とも加トさんとも被り気味ですがバーコードが右側頭部から流れ出てるのがポイント(※7P3コマ目より)。そして頑固親父。なんか…先週と随分イメージ変わってるんですけど…。ルックスもイケメンだったら神楽もそんな離れて歩いてヨとかいわなかったのかもしれないのにね!「マロンパフェ」って幼少期は好きだったんだろうな神楽…「食わしてやっから なっ」とか、幼き良き日の思い出を手繰って、必死に娘の関心を引きコミニュケートしようとするダメ親父っぷりにも陥落。この扉たった一コマの一台詞でで父娘の関係をズバリ表現できてるのがイイ。「神楽ちゃん」ってちゃん付けなのも親馬鹿だった事を覗かせてます。しかしハゲメガネながら、夜兎族の本能剥き出しで神楽と遣り合ってるところはかなりカッケェェェ!!獣の目だ!ハゲだけど!狩人の血だ!出来ちゃった結婚だけど!!いっそのこと丸坊主になるかヅラでも被って神楽ちゃんと仲直りしてください。 前回は構成の妙が冴え渡ってましたけど今回は親子の情がぶつかり合うバトルアクションメイン。画力的に迫力はやや欠けるものの、二人のキャラがエネルギー全・開!!フルパワーで伝わってきます。引きは淋しいけど。冒頭の真選組コントも外さない作り。コレ前号読んでなくても不条理に笑えると思う。多串君の回の冒頭コントも上手かったなあ。「男って奴には二種類の血が…」のクダリ、サブテーマに絡む台詞ながらキザにかっこええ。こういうシブキメな台詞って物語内で時折見られますけど、コメディの流れに埋もれちゃってあまりピックアップ出来てないすね。シリアスオンリーで使われたらメッチャクサイ台詞とか集めて一挙羅列してみたいですね、いつか。まあそんな今回、比較的単純な話の流れであっても、それでも読み取らなきゃいけない情報量はもっさり多い。真意を読み流しちゃうようなトコに置いてるのは今回はあまり上手いとは言えないかな。少年漫画的には客観的な説明が足りなすぎというか。前回はやっぱミスリード狙いだったけど。(神楽の親父が来た、という単純な物語設定を、星海坊主が実は神楽の親父、という展開に持ってゆき、更に先に神楽と出あわせずにまず星海坊主の掘り下げの為にエピソードを割いてから、最後にオチとして夜兎編導入判明…夜兎編夜兎編言ってるけどそう定義するものか?アレ?スレ住人が勝手にミスリード?みたいな) 親父から逃亡する際に宇宙船にとりついてきた神楽は素直じゃないだけでしょうね。満たされなかった家庭のぬくもりを万事屋で補おうとしているけど、そんなの本当の家族に果たさせるべきなのは銀時も重々承知なわけで。だが突き放されて、神楽は皮肉にもまた同じ思いを味わうハメに。ちゃんと正面向けば両方とも目の前にあるもんなんだよ、頑張れ神楽。親父はもとい、銀時だって器用に立ちまわれる性分じゃないんだし。とにかく切ない引きですね。 さて次回はどうなっちゃうのかしら。両親の居ない新八の活きる出番とか無いのかな。説得力ある生い立ちだけど、神楽父娘に説得力ある対話が出来るかどうかが課題。そして神楽は万事屋をちゃんと護る家族と帰る巣にすることが出来るのか。親父は神楽のひとり立ちを祝福できるのか。やっぱりえいりあんに続編はあるのか。近藤はまだ着ぐるみ状態なのか。ドメスティックバトルな夜兎編も次週で完結(多分)!お見逃しなく!! ●扉の煽り「幻の真選組漫画の設定も掲載!!」えっ!?企画原案表までちゃんと作ってたの?少なくとも言いだしっぺの担当には見せてるとして、編集会議まではいかせてないだけか。やけに真選組の衣装がルックスもイケメン的なのはそういう試行錯誤があったゆえだったのか。銀時も流浪人銀さんとかでちゃっかり居そうな悪寒。●巻末コメント短っ!因みに漫画家他絵関係の仕事の人ってチャリンコマニアが多いそうです。有明では自転車展示会みたいなのが同人イベントとよく併催してて、嬉々としてパンフ漁って帰ってくる先輩方が多いです。飲み会ではガンダムマニアの語りを横で聞き流している気分。●「三十過ぎたら急にくるんだよ!!」は元は茨木編集長の迷言説に50モッサリ。 ※子作り:無計画な生い立ちの方が期待もかけられず楽かと思えばそうでもないよ。 ※ドメスティックバイオレンス:私は昔コスメティックバイオレンスと聞き間違え女性のメイクが殺人的にオカシイ事なのかと思っていました。 ※マロンパフェ:モンブランとかマロン系苦手。和菓子っぽいから。てか和菓子が嫌いだ。 ※うすらってる:飛ばない鳥・ウズラってるのはシミのある卵頭。うすらってない鳥の巣はモジャモジャ銀時。次回この一連のネタでキたらちょっと嬉しい。けど鳥の巣頭って言われた経験のある過去は私のトラウマ。
by gintamage
| 2005-02-22 14:29
| 駄文~感想総括~
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