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ちょびっとだけ改変
●○●○●○●○●○● 恥ずかしくなんかないぞ 何でも言ってごらん ■フリーコメントスペース■ ※メールアドレスはこちら※ ぎんたまげ@excite.co.jp (太字をローマ字変換して下さい) 気まぐれに放り込んでます ◎たまげあんてな◎ カウンタ041115ヨリ設置 ライフログ
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■表紙:DEATH NOTE それぞれの性癖を前面に押し出しているメロとニアのツーショット。第二部再開時の本誌表紙はシンメトリー・対称的に描いていましたが、こちらはそれと共に対照性・コントラストをより強めてある感じです。バックにはモノトーンの死神が一挙集合。第二部ということで、レム姐さんの姿が見当たらないのは寂しいものがありますね。 ■袋とじイラストギャラリー オイオイ全部描き下ろしかよ!とファンには嬉しい悲鳴ですね。袋とじなだけはあります。てか、こうなるとマジで本編待機中も休みなかったんでは。趣味丸出しで描けている風でもあるので、一応楽しんでそうなのが救いですが。外ページにも今までのカラーイラストがダイジェスティヴに並んでいてボリューム感も増幅。 ●死神を背に従え屍の道を、大鎌を携え歩み進むライト。バックの朧月はライトそのものの、「月の光」を象徴しているのか。虚空に舞い、彼の背に群れる死神達が従うのは月そのものではない。只、己の好奇心のみ。…しかしどう見ても単行本一巻とダブり、高校生にしか見えない月ですが、これは制服でなくてリーマン服で合ってるのかしら。 ●命を掛け、真正面からキラに向かうも敵わず散っていったL。実は何もかも見透かしていたその眼差しは、最早記憶の中でしかまみえることが出来ない。ひたすら事件の謎に立ち向かうだけだった彼の生涯。惑う事なき不屈の意思は、今は純然たる光となり、彼を継ぐべきもの達に降り注ぐ。…くあ切ねェェェー!!大場氏は過去の掘り下げとかやらないだろうしやるべきでもないだろうし連載終了後でいいので、Lの設定だけでも教えて欲しいものです。名前は考えてませんでしたとかでいいので。 ●ゆく手を阻むものがあれば殺してでも薙ぎ払う。両手に拳銃を持ち挑戦的な眼光をこちらに放つ、マフィアをも従える悪童と化したメロ。どこか人間的な喜怒哀楽に欠けてはいるものの、果たすべき使命で持って示すのはLへの敬愛の念か。国家そのものが協力を辞さない存在、安楽椅子探偵ニア。同じ標的を先に追い詰めるのはどちらなのか、そして捉えた後に各々が得るものとは何なのか。…しかしこのキラとの三つ巴、全く面白い構図だと思います。それぞれの持っているピースの欠けた情報。繋ぎ合わせるのはどの組合せか、補われるのは正義のもとか悪意のもとなのか。善悪の二元的観念を放棄したこの物語作りを少年誌でやっている事に、少年誌でも出来る事に感服しっぱなしです。人の思惑や行動は、人の善悪の価値観や法で白黒つくものではない、そういった意味で現実世界に等身大なんだよなあ。新世界の神は大場つぐみだと思います。 ●髑髏の群れは不吉な運命の予兆なのか。それらから護るようにして、レムは胸元にミサを引き寄せている。抱かれた懐の中、無垢な笑顔でこちらを見つめるミサ。レムのミサに対する思いは、母子愛に近い感情だったのだろうか。ジェラスとレム、二人の死神に愛され、その二人の死神の命でもって生かされている存在、ミサ。しかし彼女が今想うのは、両親の仇に鉄槌を下してくれたキラである月のみ。運命と恋に酔うがまま健気に毎日を送る、その姿を見届けることなく灰になった死神たちの思いは、届く事はなくとも報われてはいるのだろうか。…このミサはゴス服着ちゃってるけど四年前のミサなのかな。 ■HOW TO READ APPENDIX ウェブ上で色んなサイトで散々整理、図式化されていた相関図まとめの公式版という感じ。それと第二部の勢力図付き。サブキャラのフルネーム明かされてはいますがメロとニアはファーストネームのみなのね。スパイのイル・ラットって名前、悪ネズミとかそういう意味のイメージなのかしら。そして本編で察しは付いていたものの、舞台はアメリカってことをこちらで先行ネタバレですか。じゃあ二部予告にサブタイトルで「DEATH NOTE ロサンゼルス編」とか付けていた方が潔かったと思います。コレ記事編集の人が無頓着なんだろうなあ…銀魂のさっちゃんの本名もフライングしちゃったし。中継ぎがしっかりしていないのかな。 ■折込表:IC情報調査局DXs!! アニメ+トレカ情報。CG着色が良くなさげ。やっぱ村田氏の絵はコピックでなんぼかなあ。セル画は割り切れるのですが。 ■折込裏:『銀魂』名言カルタ 何コレェェェェ!!字体に凝ってもそのシーンのカットとか一部でも入ってないとあんまうまくねーんだよ!!失敗したバラエティ番組の画面の下部とか関係なしに出まくる、タレントのセリフテロップ連投みたいに下品なんだよ!ん?下品なチープさが売りだろうがって?…分かってるじゃねぇか… でもやっぱコレ 企画としてはハズレだと思います ■いちごガチャ:スカート脱着可能ならまわしに行くかも知れません ■袋とじ番外編 ●DEATH NOTE シリ肉でなくてりんごに驚いて興奮してたって子供と言うか最早ペット以下に落ちている気がします死神リューク。月が「少し言いすぎだったかな」とか上から見た立場で気を使ってるのもなんか威厳すらなくなってるし。ミサは部屋着いつもああなんでしょうかねえ。月が素っ気無い分意識しているつもりなのか。でも趣味じゃないと思うよ。うれしいだろうけど。てかこの服に台所でエプロンなのかミサ。普通に馴染んで新聞読んでる月もシュールだ。親父臭くもなってますが。 ●リボーン この二人は十年後を見てみないことにはどうなるかわかりませんね。ああでも、十年後のイーピン、良平の事は知ってるみたいでしたが結局知り合い程度みたい。 ●いちご コレ、やってそうでやっていなかったネタですね。東城こんなんだったら西野人気もかっさらってたんじゃないかしら。黒髪のボーイッシュってのは定番ながら需要もありそうだし。 ●ボーボボ そして一番微妙な鼻毛劇場。いつもすごく物足りない。なんでだろう。 ■新人読切に辛口ツッコミ ※あくまでこんな主観で読んでますよ、と言う程度の小言です。 ※ジャンプ感想サイト巡っていると大抵逆なんだよなあ…読みきり作品に対する評価が。なんでだろ~なんでだろ~ ※論理を装った感性感想のせいかも。 ●ノラ・ソラ:加治佐修 確か連載経験者ですね。少年漫画らしい熱血バトルモノ。生い立ちによって捻くれた少年が、武の達人に見初められ、彼に師のように世話を焼かれつつ打ち解けてゆく、王道といえば王道パターンの漫画です。それぞれのシーンが丁寧に描かれ、尚且つ効果的な演出にも長けていて、さすが場数を踏んできたといったところ。只、難をいえば、少年漫画文法とお約束の枠に綺麗に収まりすぎていて目新しさがなく、そこが物足りないですね。何かずば抜けて突出したものがあれば、収まりきっているからこそ面白くなることもあるのですが。女の子が只のお飾り的だったのも勿体無い。ジジイのポーカーフェイスも、もっと極端に出来たと思います。であっても、描かれている事は新連載の第一話としては合格ライン。師匠の爺さんハリマの過去には影がありそうだし、ノラのコンプレックスだって物語の先いくらでも使えそうですし。何れにせよ続き次第ですね。続きが見たいとまでは食指が動きませんが、化けた様子が見れれば嬉しいですね。 ●八と八百万の神々:イワタヒロノブ 画力は以前よりかなり上がっていると感じました。展開の組み立て方も基本に丁寧。でもキャラ配置が中途半端かなー。福田大吉は活き活きしてますが、ドラえもんポジションの八のキャラが薄いというか霞んでしまっているので。一応タイトルにある名前のキャラなんだから主人公なんでしょうが、そうなら尚更掃除にこだわったりするエピソードはもっとクドイくらいにやって欲しかったですね。 ●砂人:小倉裕也 好きな漫画に「コスモス」とあるのが気になります。言いたいこと、テーマは十分伝わってきましたが構成が甘いです。人の心理や感情に訴えかけるシーンを作れる人だけに惜しい。整理し煮詰めて一から組み直せば絶対感動の名作度UP。まあでも女の子が可愛いので騙せる部分はあると思います。今後に期待。もっと大化けして欲しい。 ●ハニカミ流星群:吉原薫比古 キャラのデッサン力は大して変わってませんが、以前より線が落ち着いてきてますので大分描きなれてきた感があります。相変わらずの下らなさとバカバカしさ、コレはコレで楽しい面白さがありますね。連載枠を取るにはキツイタイプだとは思いますが、たまになら読んでみたい作家です。 ●ビーチボム:榊健滋 バリバリ模写して学んだであろう井上雄彦テイストなのは別にいいんですが、あの画郎の人ともデジャブる描線がものっそ気になります。PN変えた本人?明るくてスタイリッシュな作風に絵柄がかなりプラスになってますね。物語も特に不可もなし。このクオリティを崩さずに、本誌で読み切りが描ければスグに連載枠にいけると思います。 ●トリュフールとパウロ:矢作隼人 佳作受賞作の方を読みたかったなあ…。これでも画力は受賞作より付いてはいるでしょうがそれに関係なく、読者を引きずり込めるネームとしては及第点でしかないので、二作目としては期待外れなんですよね。メルヘンならメルヘンとしての恐怖を表す物語であればよかったとも思います。絵がまだまだ稚拙なので、メルヘンを題材にしたミステリーじゃ単なる子供騙しになるマイナス点があるんです。ていうか人造人間セルじゃん!!でも笑うとこじゃないだろ!ゴゴゴ…ジョジョ風擬音もギャグにしか見えないよ!!ネームで絵がヤバいのをカバーしきれてないのがともかく残念。その意味ではネウロはホント凄かったんだなあとつくづく思いました。 ●HEART CATCHER:神海秀雄 画力が大して上がった気がしないのが残念。一応ペンタッチには慣れてきてるっぽいのですが。BLEACH風オサレ演出で実演販売漫画を描いた事には敬意を表したいです。実演販売バトル、一発ものとしてアイディアの勝利ですね。てか、直球でバンド漫画は描けないんでしょうか。作品に熱はあるけど、二作目ながらまだこの人にしか描けない何かは分からないのはどうか。冒険心は旺盛なようなので、紆余曲折しながらバリバリ修行頑張って欲しいです。 ●ライジングT:久米利昌 あーコレもネームが惜しい、説明が不十分な箇所がいくつかあるんですよ。主人公の二重人格の辻褄あわせと境界が微妙なのもイマイチスッキリしない、伏線とミスリードが消化しきれてない感じが。感動の復活物語なのに惜しい。でもまあ、誌面デビュー作としてはまずまずなのかも。荒削りな分はご愛嬌として。今後に期待。 ●ドル箱王者ベルト固め:松田俊幸 プロレスギャグは別に新しくないけど、廃れている昨今お目にかかれるのは物珍しさもあってプラス。それ以外は可もなく不可もないといったもの。うーん…詰まらなくはないのですが、次を読みたいとまでは行かないです。リアル格闘技が描ける人が根絶の危機っぽいジャンプでは残ってて欲しくもあるのですが。 ●ワン・オクロック:やまもと明日香 この人はメルヘンファンタジーが描きたい人なんですね。勢いが大雑把な構成の拙さを飲み込んでいるのは素敵なアビリティだと思います。というか全体のイメージが大雑把の一言で表現されちゃうなあ…。もう二捻りぐらい無いと、直球メルヘンのお約束は心に残らないです。夢と希望のファンタジーともいえる作品なので、画力次第ではこのままいけちゃうネームでもあるのですが。パワーと勢いを忘れずに要精進です。 ●DRUG BOY:小林ツトム 空知氏審査の十二傑賞受賞作。やはり講評通りの出来だと思いました。設定と素材は十分魅力を備えてはいるのですが、構成力が甘いせいもあり、キャラクターを見せるための緩急がついてません。流れは掴めるので、整理して描けばもっと上が狙えたと思います。見せ場シーンは単体でも映えているのに、枝葉の部分が散漫なんで惜しい。それと、この作品の場合の魅力は流行りものだからこその魅力なので、それに捉われない普遍的なものを念頭に置く事も課題だと思います。 ●ママん:吉たけし ネタの勝利ですね。全体のギャグのトーンに目新しさや個性はあまり感じられないのですが、それぞれのキャラに味を持たせていて楽しく読めました。マネージャーに「ケバイ」と言ったのがまさか伏線だとは。マザコンと言うよりロリコンだったというオチにやられました。マネージャーの意味不明のパンモロにも笑いました。煽りの「燃えろ闘魂!萌えろマザコン!」も素敵。この先もう一皮剥けないと厳しい気もしますが、今回は楽しませてもらいました。 ●アナグマ:矢部臣 確かな画力と演出力の高さに好感が持てます。特に大きな伏線のない物語にある硬さは否めませんが、ストキン受賞作として赤マルのトリを務めるだけの力はありますね。ファンタジーでも骨太の冒険譚は珍しい昨今、この作風は大切かも知れません。イメージ的には月刊誌の作風ですね。担当が一言二言アドバイスするだけで、次は確実に化けて来そうな予感もあります。 ■斜から眺めて偉そうに総評 画力の高さ:加治佐修・イワタヒロノブ・榊健滋・矢部臣 絵柄の受け易さ:加治佐修・イワタヒロノブ・榊健滋・新海英雄・小林ツトム キャラクターの魅力:小倉裕也・榊健滋・吉たけし 骨太なドラマ:加治佐修・小倉裕也・久米利昌・矢部臣 ●今回の当たり:榊健滋 高い画力と、絵柄のセンスだけでも買いの作家。お話も及第点。雰囲気だけでもよさ気な物が描けてます。が、もっとキャラを深く重く掘り下げた時に、読者を引き込めるものがかけるかどうかはまだ分かりませんので今後次第ではあります。 ●今回の佳作:矢部臣 画力とスルリと読めるストーリー構成は即連載レベル。しかし少年漫画であろうとしている割には、キャラクタに若干物足りなさを感じます。華と醜をもっと際立たせた、クドイ位のキャラや演出で次は見せて欲しいです。 ●今回の期待:小倉裕也・久米利昌 小倉氏には少年漫画の熱さをもっと明快に押し出す術を学んで欲しいです。久米氏はアイディアとドラマが魅力的でした。今後の課題は画力と、構成力を活かしたネームの推敲。 ●今回の生贄:矢作隼人 シーンを描こうとしている努力、力は認めます。ですが画力とモチーフが逆ベクトルに作品評価を持ってっちゃってて、それがいけなかったと思います。ネウロの場合はキャラクタの秀逸さで全部持ってったのですが、こちらの作品の場合はシーンに対する緊張感のあるネームが売りであり、それを画力が打ち消してしまっています。荒木飛呂彦的なインパクトが絵に足りなかった。むしろ荒木飛呂彦が描けば本誌レベルの漫画でもありえたのに。この絵柄が活きるモチーフで描く事を考えるか、作画は任せて原作側にまわるかという大きな選択の壁が面前にある新人さん。柱のコメントを見るとお話を作る楽しさに没頭しているみたいなので、その意気で自分らしさを面白さにどんどん昇華していって欲しいです。
by gintamage
| 2005-05-06 11:26
| (´・∀・`)
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