|
ちょびっとだけ改変
●○●○●○●○●○● 恥ずかしくなんかないぞ 何でも言ってごらん ■フリーコメントスペース■ ※メールアドレスはこちら※ ぎんたまげ@excite.co.jp (太字をローマ字変換して下さい) 気まぐれに放り込んでます ◎たまげあんてな◎ カウンタ041115ヨリ設置 ライフログ
カテゴリ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ちょっと聞いてくれ。マジで凹んだよ。 人気投票結果にじゃなくて、 それに踊らされる一連の空知信者群にだよ!! …というわけでフォローにもなってないこじつけくさい駄文書いちゃった。 ホントただの推論だから!長いだけだから!! 「空知以前、空知以後ってアリじゃないか?」 とか将来思うかもとかまあどうでもいいですねそんなことは。 単行本売上も著しく、掲載順も上段を維持し続けている銀魂。 その「銀魂」の、先頃行われた人気投票結果がWEB上で波紋を呼んでいる。 女性に、特に同人ファンに人気という評価ばかりが目立ってしまうのは何故か。 逆の視点から考えれば簡単である。 「ジャンプらしい漫画を求める少年読者層」があまり付いてないのである。 これは、大多数の読者である彼らが求める、「単純に強くてカッコイイヒーロー」の要素が作品の主体でなく、キャラクターに感情移入しにくい点が大きいためと思われる。 だがしかし、この「ジャンプらしくない漫画」というハンデを乗り越える事が出来たのは、何も女性人気の為だけではない。作者と同じ世代の読者と価値観の共有を狙ったのが功を奏した結果でもあるのだ。WEBを巡っているとわかるのだが、銀魂ファンは何も少女同人サイトばかりというわけではない。女性に限らず二十代、三十代も少なくないのだ。セリフ回しの巧みさに、毎週高いレベルで提供されるシナリオ。未成年には分からないレトロでマニアックなギャグのネタ。それらが相成って、作品感想において男女別なく評価の高いのが銀魂である。 それが実際の「銀魂」読者層であるのは明確だ。なのに、ジャンプの中心購買層のみで語れば、女性読者の存在が圧倒的に目立つのである。人気投票の結果は露骨だった。大河に便乗したことへの成功や、絵的なとっつき易さをもって、キャラが好かれたのが主な要因だろう。その色目を差し引いてもなお際立って見えるこの事態。今一度言葉を変えて言おう。 「キャラクター漫画としての銀魂」は、ジャンプ読者の大半を占める男子児童には然程受けていないのだ。 「テニスの王子様」を引き合いに出させていただく。美形、美少年ばかりで、キャラ単体CDやミュージカルも大好評。「ポスト腐女子漫画」と言っても過言でもない。そしてそう揶揄されても、銀魂とは違ってファンはあまり動じない。元々そういう狙いを含めて描かれている事を自覚しているからだ。分かりやすいほどストレートに女性読者を意識していることを。だが、テニプリファンは何も女性、女子だけではない。銀魂と違って、男子小中学生にちゃんと受け入れられているのも事実である。 ※腐女子とは…あえてここでは言及するのを避けておきます。線引きは人によって様々ですが、一般人を自負する人にとって一種嫌悪感を催し得ない女性たちのことを指すようです。つーか萌えと同じように定義曖昧ですね。同人界ではちゃんと意味が確立されてはいるんですが。 つまり「ジャンプヒーロー漫画」としての条件を「テニスの王子様」は十分備えているのだ。物語構成とか展開とか指の増減とかがオカシイのはネタになる別問題でしかない。例え泥臭さが無くとも、ジャンプ三大スローガン「友情・努力・勝利」に裏打ちされたキャラ運びを念頭において作られており、その点からすれば「少年漫画の王道、お約束」が読みたいジャンプ読者の欲求を十分満たしているのだ。「腐女子向け漫画」だが「ジャンプらしい漫画」でもありえる「テニスの王子様」。他のサイトでも散々語りつくされているように、ある意味最強の怪物である。 ※因みに管理人は未だ読み方が分かりません。ミスフルも頑張ってるけどキツイです。リボーンは完全コメディとして昇華出来ました。グレイマンはゴシック物として読んでます。 他方、こちら「銀魂」は、全くそういう要素は無視して作られている。シリアスでも人情主体、新八メインの青春賛歌も喪失からの回復と成長を試みるジュブナイルスタイルで、年少者は共感しにくいエピソードばかりだったと思う。ストレートな戦う→勝つという図式が中心に備わっている作品ではないのだ。 やはり「銀魂」は「ジャンプらしくない漫画」なのだ。 アンケートで人気が取れてきているのはギャグ面の面白さからであろう。「ジャンプらしくない漫画」なのに生き残って来れたのは、やはり第一の魅力である「台詞回しの妙」とそれを活かしきれる物語構成力が、笑いでもって読者に伝わったからこそだったと思う。手に汗握る熱血展開はないが、小休止に読むギャグ漫画として「少年漫画を求めてジャンプを読む読者」に銀魂は認められてはいるのだ。 だがキャラクター的魅力からすれば、読者は「ギャグ漫画的面白さ」を見い出せても「ヒーロー的憧れ」を感じていないのではないか。少年漫画はキャラクターに親近感を持たせることが重要だとよく言われる。空知氏自身も月例賞コーナーで「自らの目線からの親近感」を意識して作っていることを打ち明けている。それは同世代の男性に受けることには成功した。が、青年に受けたことで、ジャンプのターゲット層である未成年男子からは共感や憧れを抱かせることはかえって難しくなった。男性票が少ないように見受けられる人気投票は、そういうことも物語っていると思う。 不幸な事に、これらが「銀魂がジャンプらしくない漫画である」ことに無自覚なファン層のみならず、一般読者にも「銀魂は腐女子漫画」という先入感を抱かせる要因となっているのだ。女性受けも考慮に入れて入れた色目、しかし真っ当なジャンプ漫画になりえない作風、男性受けを狙った萌えは記号化すら上手く利用できていない浸透しにくさ。少年読者達が敬遠するのも当然である。ではあってもこの三点のうち、後者二つはファン層にとっては空知作品の魅力として語られることが多い。 だが「女性受け狙い」という点に限っては空知作品には不必要、汚点だと声高に言われている。これは空知ファンの、作者を「腐女子向け作家」に括られるのを恐れての反応である。とはいえ、「少年向け、少年受け」をとっぱらった故に必然的に増える形となった、女性読者割合の多さは否定できない。実際多いのである。「銀魂は女性(腐女子)向け漫画じゃない」といった否定を固持しているのも彼女達が大半である。そういう漫画ではないと。そういう点からファンになったわけではないと。 火に油を注ぐのを承知で、あえて訴えているのだろう。私たちは違う、空知作品の本質は違う、見方は自由だが、あの人気投票結果は銀魂のあるべき姿を歪曲している―――…。 しかしあれがジャンプ誌上の公式結果だ。ジャンプを毎週読んでる読者の中で、銀魂を好きなファンが、キャラクターにまで熱を上げている熱心なファン達がこぞって投票しあって得た結論だ。これは事実なのだ。だが、これを見て直情的に「銀魂は腐女子漫画だ!これは全部腐女子の投票だ!!」とか「腐女子漫画じゃないのに組織票が許せない」とか「結局おなご様様なんだな」などと一概に言い争ったり、単純に幻滅していいものかどうか、私は疑念を禁じえない。 皆、何か一つ失念してはいないだろうか。「銀魂」が「ジャンプという少年漫画雑誌」に載っているということ。そしてその読者層。女性読者の割合が増えたとしても、大半は男子学生。そしてそれを意識した雑誌の作品バランス。大多数が掲載順が上位の漫画目当てで購読していると思われる現状。連載が持続する人気漫画の殆どがバトルアクションものであること。結局、それらを支持する読者を主体として構成されているということ。 先に私は「銀魂は少年漫画じゃない、ゆえにそれを求めてジャンプを読んでいる層には受けてはいない」と述べた。…が、もし、彼等が銀魂にも熱いキャラクターを感じ、憧れを見い出していた場合どうなるか。バトル路線で言えば誰がカッコいいと感じえるのか。 そう考えると、人気の上位は今回と大して変わらない気もする。登場回数とバトル回数のみでは計れない、ぶつかり合う時の衝撃の度合い、インパクト…熱い路線のみで語るならば、真選組が上に来るのも当然ではないか。ジャンプらしい展開を期待する読者にとっては、実は人気投票結果は順当なものだったとも言えなくはないのである。 完璧なギャグ漫画でなかったことも、面白さから選ばれるキャラに票が集まらなかった理由になっていると思う。オンリーギャグの漫画である、美形キャラとはほぼ無縁のボーボボとジャガーで比較してみれば分かり易い。たまにシリアスや熱血を持ってきてキャラのカッコよさをアピールする銀魂とは明かに毛色が違う。票の偏りから誤解を招く事にはならないはずだ。 しかしワンエピソードしか登場していない高杉、大して戦っているシーンもなかった山崎のキャラが受けて4位5位。可愛らしいイラストで埋め尽くされた発表ページを見るまでもなく、銀魂と表面に見えるファン層を知っている読者からすれば、大多数が女性票なのは明白である。が、それをもって全て一つの結論で片付けてしまい、ネタとして笑うでもなく、悲観する方向に持っていってしまうのは、些かファンとしては盲目過ぎやしないかと思うのだ。 このように、銀魂の人気投票結果と反響には様々な要因が絡んできていると思われる。 ・「ジャンプらしくない漫画」と判断した中心購買層によるスルー ・「ジャンプらしさ」という価値観とは無縁の女性(少女)達の投票 まずこの二つの相反する要素が相対的に女性票の割合を増やしている事。 ・女性同人視点からの投票が(作品ジャンル無関係に)積極的な点 ・発行部数に対し投票総数が少なく、全体的にはファンが消極的な点 そしてこの二つでもって組織票が容易く反映されてしまった事。 ・「ジャンプらしさ」を見い出したが故の真選組への投票 ・幕末ファンだからこそ好きになったファン層の投票 さらにこの二つも史実キャラの票の多さに繋がっているという事。 それらの原因が重なり合い、かくして銀魂の人気投票は、キャラクターの登場回数や掘り下げに全く無関係な、偏った結果に繋がることとなった。「ジャンプらしくない点」「ジャンプらしい点」双方から見てああいう結果に繋がっているのだ。 なんという皮肉。ジャンプでだからこそ花開いた空知氏の作家性。だがジャンプでだからこそ、その才気がアンケートや人気投票の影に追われ、作り変えられ失われることもありえるという恐れ。担当の手腕や作者自身の独自性から、振り回されることは今まで懸念してはいなかったのだが、WEB上での反響を見るにつけ、一抹の不安を覚えずにはいられなくなる。 ジャンプに女性読者、女性ファンが絡んでくるのは最早常識となっている。中でも特に同人的視点を持つ人たちの支持力は、アイドルの追っかけにも似たパワフルさを持つ。しかし少年漫画的には燃える要素が少ない。少年漫画的じゃないがゆえに高年齢の読者層に受けている。「ジャンプに載っているけどジャンプっぽくない」漫画、銀魂。ジャンプの中心読者層の欠落ゆえの人気投票結果の悲劇。誤解ではない、現実の一面である。そう、一面でしかない。しかし世間が見る、一般から見えるのはその氷山の一角。真実を知るのは深い水底で静かにたゆたう、声の響かぬところに居る存在達のみなのか。 …みたいな? オマケの呟き↓ ※グダグダ纏まり悪く書き連ねちゃってますがこれでも改稿三回目ぐらい。言いたいことも上手く言えないうちに気が付いてみれば終わりがもうそこにとかそんなメッセージソングあったっけ?的な気分です。 ※最終的に腐女子に嘆く銀魂ファンに共感する結論になっていると思いますが、実際あんまりそういうことは思ってないです。第一印象が「あ、腐女子漫画の失敗作だ」だったしなあ…。… …いやー第一印象が悪い方が後の評価ってのは上昇するしかないですからね!どん底の場合は特に(フォロー)。 ※結論:人気投票結果はネタとして笑ったもん勝ちかと思います。 ※補足:組織票もトトカルチョとかしてニヤニヤするべきかと思います。 ※疑問:てか、終わってみれば凄く当然の結果だったと思うのは私だけっすか? ※突込:女子票しか集まってないとか、イラスト投稿が多かったぐらいでそんな… ※突込2:キャラのみでいえば史実系が人気なのは分かりきってたことじゃん… ※ボケ:でもアンケ票取れてるのはギャグパート主体だと思います ※ボケ2:新選組疎くてもここの管理人やってる人も居るんだから安心汁 ※私から言わせれば漫画好きもオタクもオタ女も腐女子もノーボーダー。片足突っ込んでて境界線に近い人ほど否定する人が多い気がするのですが何故かしら?何故かしら?細分化できることには出来るんですがね。サディスティックに共通点を提示して追い詰めるのが趣味です。追い詰められている人にはちゃんとした区別を教えますが。天邪鬼でごめんよ。 ※真の空知ファンを自負する人らにとっては決してまかり通ってはならない結果…そうであっても、ジャンプはアンケート至上主義、直接届くファンの声を中心に据えて作品を提供するスタンスなのも事実。個人的には変わったら変わったでどう出てくるか、興味深かったりもします。空知大先生はいつも最悪の予想の斜め上をいきますからね。てな感じで、ファンが踊る事すらネタにして楽しむ管理人ですが、連載開始前から既に通夜ムードだった初期銀魂スレ見てるのより今回はなんかキタよ。暗いよおまいら!カラ元気なテンションでレビューした管理人が馬鹿みたいじゃないか!!みたいな。
by gintamage
| 2005-04-22 16:44
| 雑記~徒然書込~
|
ファン申請 |
||