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ちょびっとだけ改変
●○●○●○●○●○● 恥ずかしくなんかないぞ 何でも言ってごらん ■フリーコメントスペース■ ※メールアドレスはこちら※ ぎんたまげ@excite.co.jp (太字をローマ字変換して下さい) 気まぐれに放り込んでます ◎たまげあんてな◎ カウンタ041115ヨリ設置 ライフログ
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坂本登場シーン(四コマ分)の号から一ヶ月以上経ってますね。今訓はやっと放ったらかしだった件の話が巡ってまいりました、半壊万事屋後始末事。だが果てさて、めでたく事が片付くところを、欲が増した銀時によって語られるある職人のストイックな寓話は、天井の無い借家一間を而してどのように変貌させたのか。さぁ 力を抜いて。小難しいことは考えずに読みましょう。色々突っ込みたくなったりもしたけれど、私、この話が好きです。 「うがァァァァ!!」 冒頭は瓦礫の中で鳶職装束の万事屋三人。釘でなく指を打ち込みのっけから荒れてる神楽、木材のみでなく家の柱とかにもあたりまくってます。そうして吹き抜けの万事屋に響き渡るのは指と家を破壊する音ばかり。「創造と破壊は表裏一体だよ 新八君」「いつまでたっても創造が始まらないんですけど」金が無いなら自力で直すって、この三人じゃあにわか仕込みの大工作業なんざうまくゆくわけが無い。欠陥住宅ならぬ欠陥人間ですから。志村新八思わず呟く「ダメだこりゃ」おや、長さんのセリフ起用は初めてですね、いつも言ってそうなんですが。「ぴんぽーん」そんな折、呼鈴が無い為かパントマイムのお茶目な郵便屋さんが…「すいませーん お届け物です」 『金時君 長らく連絡をとっていませんでしたが…』届いた手紙の文章は標準語ながらも何やらデジャヴを覚えさせる内容。金時君と幾度となく記述しているあたり…『それじゃ元気で金時君 坂本辰馬』やっぱり坂本だ――!!なんか宇宙に戻っちゃってますよ彼。『P.S. 家壊してゴメンネ(このP.S.って手紙書くと使いたくなるね(笑))』お前は女子中学生か。「笑えるかァァァァァ(怒)」銀時激怒(苦笑)。定春が捨てられていた時の書置きにもあったね「(笑)」。「本文とP.S.が逆 コレェェ!!」珍しくキレてヒステリックに叫んでますよ銀時君。ついでに本文中のコレって『彼はイバラギじゃなくイバラキ君です』また編集長ネタか。キャバクラ通いはジャンプ公認なんでしょうか。大亜門氏にもネタにされたほどですから相当なんでしょうね。やっぱり羽振り良さそうだねジャンプ編集長ってのは。でも少年誌だし少しは作家さん躾とかないと駄目だよ!(あるいはキャバ嬢に銀魂ファンが多くてプッシュされて上機嫌やも知れませんね編集長) キレっぷりが半端じゃない銀時に「類は友を呼ぶアル」と駄目押しの神楽の毒舌。似たもの同士だからこそ許せない短所ってあるよね。「落ち着いてくださいよ銀さん」嗜める新八、共に届いた段ボール箱を指し示す「何アルか この荷物?」「…そーいや アイツって確かボンボンだったな」そうだったの坂本!? …金!? 三人の眼つきが変わった!「んだよ それならそーと早く言えっつーの おちゃめさん!」銀時の態度も変わった!嬉々としてダンボールの梱包を解いてゆくが… 「どーも」 と、中にはちっちゃいオッさんが二人。「この度はデリバ…ぶごっ!!」即座にフタを閉めなおす銀時。「あーコレ夢だなオイ」「ちっちゃいオッさんが敷き詰められてたネ」「いやいや今の人形でしょ?」見たものを受け入れようとしない三人。今一度トライ!オープン!!「どーも」「この度はデリバ…」今度は箱ごと蹴り飛ばす銀時。「ウソウソ夢だ 夢」結論は夢オチ。 「待たんかィィィ!!」やっと外に出られたオッさん二人、怒声をあげながら自己紹介。「この度はお前 デリバリー大工をご利用頂き ありがとうございますって言ってんだよコノヤロォ!!」「この度はそんなもんしらねーから帰れ」銀時あからさまに拒絶。だが新八はどういう状況か気付いた模様。「もしかしてアナタ達 坂本さんに頼まれて」「そうだよ!」彼らの名はウンケイとカイケイ。「デリバリー大工なんだよ!!」デリバリーと知り銀時即答「チェンジで」「いや そんなんないから」シルバニア大工とか言ってるあたり、ちっさいオッさん二人の見た目が信用出来ないようだ。ならば「聞いて驚くなよ」と「ターミナルの給湯室のおたまとかひっかけるアレ…アレつくったんだぞ」正式名称言えねーのかよ!それに牛乳パックで本棚作ったと張り合う銀時。合いの手でエコロジーを訴える神楽。そして話題はエコロジーから家計の厳しさへ。「アンタら何の話してんのォォ!?」ようやく入る新八の突っ込み。「やってもらいましょうよ お金の方は坂本さんが払ってくれたみたいだし」とりあえず銀時は金槌を拾い上げ、そして放り投げ受け取った二人の大工に問いかける「口で語る術をしらねェ奴を職人という 故に職人は腕で語る」 「おめーらは どっちのクチだ?」 「なんだィ夜中に?やかましいね」 満月の輝く真夜中。二階の騒がしさに外に出て見遣る大家のお登勢さん。そこには月の光に照らされ、意地を見せ付けんばかりに大声を上げながら作業をするちっさいオッさんの影が二つ。何だか靴屋の小人の話を思い出しちゃったのは私だけですかね。あと妖精さんとか。 そして次の日。銀時、新八、神楽が呆然と見上げてるのは、すっかり元通りになった万事屋宅。「これが宇宙一の大工の腕よ」ウンケイとカイケイ、得意気に腕を組んで構える。「これで営業再開できますよ」「…………」その腕前に満足する新八だが、銀時は何やら沈思黙考。「なんか違ーな」「あ?」 「なーんかさびしいと思ったら ここにシャンデリアがねーんだよ」天井を指差しポツリと呟く銀時。「シャンデリアぁぁぁ!?」「この内装にシャンデリアっておかしくねっ!?」明らかにおかしいよ。でも「そーいえばあった気がするネ」と神楽は話を合わせだす。更に銀時の身勝手な注文は続く「三階につながる階段はどーした?」「そんなモノあったんスか!?」「三階はジャンプ倉庫なんだ」「マジっスか!?」うちの土蔵の二階もジャンプ倉庫だったな…。「あと私の部屋 三十畳はあるはずネ」神楽も便乗して無茶なイチャモン。胃袋のみならず部屋も4次元ポッケ気分なのか。こうなったら留まらない我等が万事屋「厠 ウォシュレット付いてたな」銀時、痔への予防対策か。「風呂場はガラス張りネ もっとエロイカンジだったアル」神楽はラブホに憧れを抱いているのか。そして新八も遂に便乗「確か居間にカラオケ付いてましたよ」どんどん増長してゆく万事屋設計の架空請求。「待てェェい!」ここまで来ちゃうと流石に鵜呑みには出来ないデリバリー大工。そんな彼らに銀時はある昔話を語りだす。「こんな話をしってるか?」それは只ひたすらに職人としての生き様を示した大工茂吉の物語。「茂吉 カッケェェェェェェェ!!」まずシャウトしたのは神楽だった。真っ先に感化されてます。そして銀時、黙って耳を傾けていた大工二人に駄目押しの一言「職人ってよォ そうゆうもんじゃね?」 「どちくしょォ!!」その日の晩、またもや怒声を発しながら作業する二人のちっさいオッさんの姿が。分かってはいても止まらない大工の血が彼らを駆り立て躍らせる「何だこの気持ち!?」「茂吉もこんな気持ちだったのか!?」「茂吉ィィィィ!!」「誰…茂吉って?」首を傾げるお登勢さん。 更に次の日。「どうだァァァ くぬ野郎ォォ!!」見事改装済の内装に驚く新八、素っ頓狂な顔の神楽、そして薄っすらと口元に笑みを浮かべている銀時。「私の部屋は変わってないアル どーいうことネ」やはり神楽の部屋はそのままらしい。そりゃそうだ。「いや~なかなかやるじゃねーか」「よーし きたァァァ じゃっ 俺達はこれで!」「あとは外だな」「外ォォォォォ!?」一旦受け入れたが銀時、無謀なクレームは尽きない。「ねェ 私の部屋は!?」「無視してんじゃねーぞ コラ」神楽、まだ食い下がってますがもう誰も聞いてません。「こんなカンジだったような気がする」と、構わず続ける銀時が図で提示したのはギリシャ様式の…「パルテノンじゃん!!」「そーだよ パプペポンだよ」「しらねーで言ってんのかィ!!」こんな聖闘士が集いそうなデザインを所望するのは男はみんなロマンチストゆえか。対抗心からか銀時を突き飛ばして神楽「こっちにしてヨ」と図示したのは乙女ちっくな…アレ?これってラ○ュ…「天空の城じゃねーかァァ!色んな意味でできるかァ!!」バルス級の版権ギリギリネタでた―――!!未だ空知氏ジブリブームの模様。最早戯言は聞いてらんないデリバリー大工さん達「もォ 無理だから もォ 帰るから」譲歩案を提示する銀時「じゃあ とりあえず空飛ばせ」「そこが一番問題なんだよ!!」ウンケイカイケイ、キリが無いと駆け出すが、再び語り始める銀時「こんな話しってるか…」 そしてまた月の空に怒鳴り声とトンカチの音が響く夜が来る。依頼金はもう尽きているらしい。しかし「あんなん聞かされたらもうやるしかねーじゃねーか」号泣しながら動力炉ぽいのをを居間に搭載させています。「もういい カイケイ!!やろう!!」「兄者」あ 兄弟だったんですか。こうして宇宙一の大工に思いを馳せながら、彼らは今日も槌を振るう。「茂吉ぃぃぃぃ!!」「だから茂吉って誰だって言ってんだろーが!!」そして今夜も騒音に悩まされるお登勢さん。大丈夫、もうすぐ終わりますから。もうすぐ… 「茂吉ィ? フィクションに決まってんだろ」 万事屋に向かう途中、神楽に茂吉の話でもせがまれたんでしょうか、めんどくさくなったのかあっさり種明かしする銀時。「そっか…でもいいんだ 茂吉は私の心の中で生き続けるから」神楽の中では茂吉の話はかなり美化されてるようです。「それにしても楽しみですね どーなってんでしょ 家」状況を静観していた新八、今回は良い方向に転がってれば良いのですが…おや?家の周りに人だかりが。「空飛ばすとかいって変なモンつくってたらしいわよ」「爆発してホントに空飛んじゃった」野次馬の会話通り、視線の先には噴煙と共に微塵もなくなった万事屋跡が。 「…誰か 茂吉を呼んでこい」 やっぱり…そうだよね。 調子に乗り過ぎなのはいつも通りですけどね。 まあ来週には多分元通りでしょう。いくつも散りばめられた小ネタの光る、キレイな流れの回でしたね。幕間のお登勢さんとか、地味ながら秀作としてGの回に近いものがあります。一人芝居の配達屋さんやらデリバリー大工やらちっちゃいオッさんやら茂吉やらもっさり度も充実。天空の城は一番笑いました。ウンケイカイケイ気風のいいキャラですね。すっかり銀時に丸め込まれてますけど。そいからちっさいオッさんって新境地かも。坂本の手紙が標準語ってギャップもなんかリアル。同窓会って再会する前の記憶の中だと皆標準語なんすけど実際会うと訛ってて驚いたり。いや訛ってて当然なんだけど。記憶って曖昧。 今回付いた扉絵もまたほのぼのしてますね。屋根の上でのんびり日向ぼっこの万事屋ファミリー。神楽が吹くシャボン玉にじゃれる定春が良い感じ。コレアニメのエンディングのカットにいいかも。フェスタでもツアーでもOVAでもいいから一度セル画で動くトコ観てみたいですねえ。監督はこの人キヴぉんぬ。 人の名前ですか。間違えるとかじゃなくて、私は基本的に覚えませんね。(一時期真剣に悩みましたが小馬鹿にした態度がデフォってことでそれで損しても仕方が無いなということに落ち着きました)大学時代毎日顔合わせていた奴の名前忘れちゃった時は一週間ぐらい「ねえ」「ちょっと」「あのさあ」で貫き通しました。で「…あっ 井上君!」って思い出したんですけど、呼ぶ時に「あっ」ってうっかり叫んじゃったんで忘れてたの気付かれちゃったよ井上君に。今現在でも、上司すら役職名ごと忘れます。同窓会はホント誰が誰やら名前で呼べませんでした。でも皆私のことは忘れてませんでしたよ。恩師も私だけ即答してました。愛されて赤点生徒。(あっ そういや高校当時も名前覚えないことが判明した時はクラスのコに数日間特訓させられてたなあ…駄目じゃん昔からじゃん…)というわけでこういう人はホントにいます。覚えてくれなくても馬鹿にしてるわけじゃないんで失礼だとか思わんといてください。ネタとして人の尊厳とかギリギリだけどね! 漫魂のインタビューコメント、気を使って描いている部分はやはりそれなりに作品に反映されているようで。無意識に天性のままに描いているのかと思いきや、着眼点が人と違っているのが彼の作風を生み出していると思われ。
by gintamage
| 2005-01-24 18:51
| 駄文~感想総括~
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